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価格・相場

2026年4月9日のビットコイン(BTC)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月9日(木曜日)、停戦合意からわずか48時間以内にイランが「3つの条項が違反された」と主張しホルムズ海峡の通航を再停止したことで、ビットコイン(BTC)は24時間前の高値72,841ドルから7万ドル台前半での「慎重な消化局面」に入っています。前日に上場したモルガン・スタンレーのMSBT(初日3,400万ドル流入)、そしてFOMC議事録の利下げ示唆とイランの「ビットコイン建て通行料」という3つの新たな展開が重なり、相場は複雑な様相を呈しています。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月9日)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

本日4月9日のビットコイン(BTC)の最大の特徴は、前日の停戦ラリー(高値72,841ドル)から整然とした利益確定に入りながらも、7万ドルを堅持しているという「ポスト・カタリスト消化局面」の様相です。CoinDesk が日本時間4月9日午後1時13分(東部時間午前4時13分)に報じたところによると、BTCは24時間前比−0.5%の70,981ドルで推移しており、週次では+6.1%のプラスを維持しています。Rio Timesの分析では本日7万1,081ドル付近での推移が確認されています。

ただし停戦の「ひび割れ」が深刻化しています。CoinDesk によるとイラン国会議長モハンマド・バゲル・ガリバフ氏が「停戦提案の3条項が違反された」と主張し、イランは4月8日の通航許可から一転してホルムズ海峡の通航を再停止しました。これを受けてブレント原油は水曜日の急落から2%反発し97ドル付近に戻っています。「停戦→楽観→違反主張→懐疑」という典型的なパターンが、今回もわずか48時間で再現されています。

本日の相場に影響した新展開は大きく4つあります。①MSBT(モルガン・スタンレー・ビットコイン・トラスト)が初日3,400万ドルを集め「ETF史上トップ1%の滑り出し」と評価されたこと、②FRB議事録で一部当局者が年内利下げに言及したこと、③イランが石油タンカーのホルムズ海峡通行料をビットコイン建てで徴収する方針をFinancial Timesが報じたこと、④CoinDesk が「ビットコインの次の大きな動きは原油次第」と分析したことです。

ZUU Web3 竹原
「停戦48時間でひび割れ」という展開は過去のパターンと重なりますが、今回は前日に「戦争プレミアムの剥落」が起きた後なので、悪化しても以前より大きな下落にはなりにくいという見方もあります。それでも油断は禁物です。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のビットコイン(BTC)は「停戦ラリーの翌日」ではなく、「次の大きな動きの前夜」かもしれません。

停戦が48時間でほころびを見せながらも、BTCは7万ドルを割ることなく整然と推移しています。これは「ひとまず最悪のシナリオ(戦争エスカレーション)を市場が織り込み直す必要がない」という現状の反映とも読めます。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ、マクロ環境との連動(Fed議事録・油価)、ファンダメンタルズ(MSBT・ETF動向)、地政学(停戦のほころびとイランBTC通行料)の5角度から今日の相場を分析します。価格面での最重要ポイントは「7万ドルの維持」です。CoinDesk の分析が指摘するとおり、現在のBTCには7万2,200〜7万3,500ドルに約60億ドルのショートが集中しており、ここに突入すれば次の強制清算ラリーが発生します。逆に7万ドルを割れると6万9,300〜6万5,900ドルのサポートへの試しが始まります。

中期的な視点では、FRBの利下げ示唆・MSBTによる機関資金流入の本格化・4月21日の停戦期限後の展開という3つの変数が、今後2週間のBTC相場を決定するとみられます。ビットフィネックス・アルファレポートが分析するとおり、「油価が15〜16%下落したまま定着すれば年内利下げ観測が前進し、BTCは8万ドルへの道が開く」という構造的な好循環シナリオが現実味を帯びています。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

4月9日時点のデータでは、CoinDesk によると日本時間午後1時13分(東部時間午前4時13分)に70,981ドル(前日比−0.5%)が確認されています。Rio Timesの分析では本日71,081ドルでの推移が報告されています。前日4月8日の高値はBloombergニューヨーク取引時間中に72,841ドル(4/8 20:45 UTC)を記録し、3月18日以来の高値でした。CoinCentralによると停戦のほころびで72,000ドル付近から70,700ドル付近まで押し戻された経緯があります。日本円換算では約1,100万円前後(1ドル≒155円換算)で推移しているとみられます。

チャート面では、CoinDesk の4月8日分析によるとBTCは50日SMA(約70,500ドル)を上抜けており、次の目標として76,100ドルが視野に入っています。FXStreetは「現在BTCは2月初旬から続く水平チャンネルの上限(7万3,000〜7万5,000ドル付近)に近づいている。この水準のブレイクアウトは上昇を示唆する」と分析しています。Rio Timesによると、ボリンジャーバンド中間線(7万484ドル)が現在の「強気判断の最終防衛線」として機能しており、この水準を維持している限り7万3,000ドル(戦時レンジ天井)、その後8万ドルへの道は開かれているとみられています。

指標 数値 備考
現在価格(4/9) 約1,100万円(約$70,981〜$71,081) 前日比−0.5%・整然とした利益確定局面
4/8 高値(停戦後急騰) $72,841(Bloombergニューヨーク時間) 3月18日以来最高値・3週間ぶり高値
週次リターン(4月9日時点) +6.1% CoinDesk(戦時レンジ上半部を維持)
主要上値抵抗 $73,000〜$73,500 / $74,000 / $76,100 $72,200〜$73,500に$60億のショート集中(CoinDesk)
50日SMA 約$70,500 4/8に上抜け・現在上方維持(CoinDesk)
ボリンジャー中間線 約$70,484 「強気判断の最終防衛線」(Rio Times)
主要下値サポート $70,000 / $69,300 / $65,900 $70,484割れで$69,300・$65,900テストリスク
戦時レンジ $65,000〜$73,000 6週間継続・上半部で推移中
24時間出来高 約$223億(4/8 CoinDesk) 停戦後出来高増・本日は消化局面で若干減少とみられる
時価総額 約$1.40兆〜$1.42兆 全暗号資産の約55%
史上最高値 $126,198.07 2025年10月(現在価格から約44%下方)
ZUU Web3 竹原
前日の急騰後に−0.5%という小幅な修正にとどまっているのは、売り圧力が意外に小さいことを示しています。「整然とした消化」は次の上昇への準備と解釈するアナリストが多いようです。

ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ

CoinDesk の4月8日分析(4月9日に引き続き参照)によると、ビットフィネックスのマージン・ロングポジションが80,057BTCと2年ぶりの高水準を維持しています。同分析はこれを「逆張り指標」として捉えており、「過去のパターンでは、ロングポジションが高水準の時期は強気な確信が薄い」と指摘しています。一方でCoinCentral によると、4月8日時点のBTC先物のアニュアライズド・ベーシス(3ヶ月)は3%と中立閾値の4%を下回っており、機関投資家の確信が弱い状態が続いています。

指標 数値(4月9日周辺) 備考
ビットフィネックス・マージンロング 80,057BTC(2年ぶり高水準) 逆張り指標として「慎重シグナル」(CoinDesk)
先物年率ベーシス 約3%(中立閾値4%以下) 機関投資家の確信が依然として弱い(CoinCentral)
BTC先物OI 593,930BTC(4/8 前日比+2.5%) 急増はしていない・慎重な参入(CoinCentral)
取引所正味フロー 約−289.6BTC(4/9 やや流出超) 保有者が売りではなく「保持」を選択中(NewsBTC)
Coinbase BTC残高 約866,600BTC(2025年比低水準) 機関投資家が持ち出し継続・売りに出てこない(NewsBTC)
Binance BTC残高 約637,600BTC(50日MAを下回る) グローバル流動性も慎重(CryptoQuant)
MVRV Z-スコア 0.60(4/7時点) 過去のサイクル底値圏(0.5〜1.0が蓄積フェーズ)(Bitfinex)
ショートLiquidityクラスター $60億($72,200〜$73,500) 突入すれば次の強制清算ラリーが発生(CoinDesk)

Bitfinexブログの詳細分析によると、MVRV Z-スコアが0.60と「蓄積フェーズ(0.5〜1.0)」に位置しており、これは過去のサイクルで「次の大きな上昇の前の底値形成期」に見られる水準です。また取引所正味フローが一貫してわずかに流出超である事実は、保有者が売り急いでいないことを示しています。

ZUU Web3 竹原
MVRV Z-スコアが0.6という水準は、「買い場」かどうかを示す指標の一つですが、あくまでも過去のパターンに基づく参考情報です。停戦の行方という外部要因が最優先であることを忘れずに。

出典:CoinDesk(ビットフィネックス・マージンデータ)Bitfinex Blog(MVRV・取引所フロー分析)CoinCentral(先物OI・ベーシスデータ)


ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

本日の最重要マクロ材料は、FRBのFOMC議事録です。Rio Timesが報じたところによると、同議事録には「一部の当局者が年内利下げを慎重に検討している」という言及が含まれており、市場はこれをハト派シグナルと受け取りました。ただし同時に「インフレが目標を上回ったまま推移する場合には引き上げが必要になる可能性がある」という警戒文言も含まれており、完全な「利下げ確約」ではありません。

Bitfinexの詳細分析によると、「原油が15〜16%下落したまま定着すれば、Fed利下げ観測が前進し、BTCを含む非利回り資産への構造的追い風となる」とされています。4月8日に原油(WTI)が94.47ドルまで急落(戦前比約16%低下)したことでこの条件は一時的に成立しましたが、4月9日にブレント原油が約97ドルへ2%反発したことで、その持続性が問われている状況です。CoinDesk が「ビットコインの次の大きな動きは原油次第」と表現したのはまさにこの文脈です。

マクロ面で注目されるもう一つの動きは、今週発表予定のCPI(消費者物価指数)です。原油下落がCPIを押し下げれば、FOMCの利下げ議論が加速します。また、4月10日(金曜日)にパキスタン・イスラマバードで米・イラン代表団の直接交渉が予定されており、その結果が来週の相場環境を左右する可能性があります。

ZUU Web3 竹原
「原油が下がれば利下げ→BTCに追い風」という連鎖は理屈として正しいのですが、現在の原油価格はその「持続性」の岐路に立っています。今週のCPIと来週のパキスタン交渉の結果が、方向性を決めそうです。

出典:CoinDesk(油価とBTC分析・4/9)Bitfinex Blog(FRB利下げシナリオ分析)The Rio Times(Fed議事録・本日の総合分析)


ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ

本日最大のファンダメンタルズニュースは、モルガン・スタンレー・ビットコイン・トラスト(MSBT)の初日実績の確定です。CoinDesk によると、4月8日(水曜日)に上場したMSBTは初日に約3,400万ドルの純流入・160万株以上の取引を記録しました。Bloomberg ETFアナリストのEric Balchunas氏は「ETF史上トップ1%の滑り出し」と評価し、第1年間の運用残高予測を50億ドルと示しました。これは米国初の大手商業銀行による独自ビットコインETFとして記念碑的な第一歩です。

ただしCoinDesk の競争分析が示す通り、「MSBT vs IBIT」の競争は長期戦の様相です。BlackRockのIBITは現在約550億ドル(CoinDesk 参照。Bloombergは706億ドルとの数値も)の運用残高を誇り、市場シェア約45%を占めています。MSBTの0.14%という最低水準の手数料はIBITの0.25%を下回り、10百万ドル以上の機関投資家には年間1.1万ドルのコスト差となります。Fortune は「現在のビットコインETF累計運用残高は1,000億ドル超」と報じており、MSBTの参入はこの市場をさらに拡大する可能性があります。

もう一つの注目ニュースはイランの「ビットコイン建て通行料」です。Financial Timesの報道(Gizmodo・The Block・Yahoo Finance が確認)によると、イランのOil, Gas and Petrochemical Products Exporters’ UnionのHamid Hosseini氏は、ホルムズ海峡を通過する石油タンカーに対して「石油1バレル当たり1ドル相当のビットコイン(または暗号資産・人民元)」を通行料として徴収する方針を明らかにしました。満載の超大型タンカーでは最大200万ドルに達する計算となります。Gizmodoはこれを「主権国家が重要グローバルインフラへのアクセスにビットコインを要求する史上初の事例」と評価しており、BTCの「検閲耐性」という特性がサンクション下での決済手段として機能していることを示しています。

マイケル・セイラー(Strategy執行会長)はMizuhoイベントで「ビットコインはおそらく底を打った。量子コンピュータのリスクも誇張されている」と発言しており(CoinDesk)、中長期的な強気姿勢を維持しています。

ZUU Web3 竹原
「国家がビットコインで通行料を取る」という出来事は、暗号資産の歴史の中でも特筆すべき瞬間かもしれません。使われ方は想定外でしたが、それだけ実用的な存在になってきたということでしょうか。

出典:CoinDesk(MSBT初日実績)Gizmodo(イランBTC通行料・Financial Times報道)The Block(通行料詳細)


ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢

CoinDesk の4月9日午前4時13分(東部時間)の報告によると、停戦合意からわずか48時間以内にイラン国会議長ガリバフ氏が「停戦提案の3条項が違反された」と主張しました。具体的にどの条項が違反されたかは明示されていませんが、背景にはイスラエルによるレバノンへの激しい空爆があり、イランは「この地域は停戦の対象外だ」というイスラエルの主張に反発しています。これを受けてホルムズ海峡では最初のタンカー数隻が通過した後、再び通航が停止されたとイランメディアが報じています。

一方でCoinCentral が伝えるとおり、パキスタン首相シャハバズ・シャリフ氏は4月10日(金曜日)にイスラマバードで米・イラン代表団の直接協議が開催されることを確認しており、外交チャンネルそのものは維持されています。QCP Capitalは「これは一時停止であり持続的な解決策ではない。セーファイアは条件付きであり、今後数週間でイランがホルムズを管理する方法次第だ」と冷静に分析しています。

Bitfinexの分析が示すシナリオ別インパクトは以下の通りです。①停戦が維持・延長される場合:油価が95ドル以下で定着→Fed利下げ観測前進→BTCが7万3,000〜8万ドルへ。②停戦が崩壊する場合:油価が113〜120ドルへの急反発→BTCが6万5,000ドルへの逆戻り。③現在の「ひびが入りながらも交渉継続」の状態:BTCは7万〜7万3,000ドルのレンジで横ばい継続。本日の相場は③のシナリオを正確に織り込んでいるとみられています。

ZUU Web3 竹原
「停戦がひびが入っても崩れない」という状態が続く限り、BTCは7万ドルを守り続けそうです。そして4月10日のイスラマバード会談が「次のシグナル」を発する可能性があります。

出典:CoinDesk(停戦ほころび詳細・4/9)CoinCentral(イスラマバード会談・停戦動向)Bitfinex Blog(シナリオ別分析)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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