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価格・相場

今日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月21日(火曜日)のイーサリアム(ETH)は、前日月曜日の安値から反発し2,316ドル付近で推移しています。BTCと同様、4月22日の米イラン停戦期限を控え、ETFコストベーシスを守れるかが市場の焦点となっています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月21日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、2,316ドル付近で堅調な推移となっています。4月20日月曜日に開場時の2,263ドルから2,317ドル付近まで反発し、そのまま火曜日の取引に持ち越している格好です。24時間では+1.53%のプラスとなっています。

先週から続いていたKelp DAOハッキング事件(約2.92億ドル相当のrsETH流出)の影響は徐々に落ち着きを取り戻しつつあり、LayerZeroの特定により「ETHプロトコル自体の問題ではなく、Kelp側の設定不備と北朝鮮Lazarus Groupによる標的攻撃」との認識が広がっています。

一方、新たなポジティブ材料として、高性能Ethereum Layer 2ソリューションである「MegaETH」が正式ローンチし、ブロックタイム10ms未満・10万TPSを超える性能でTVL約8,900万ドルを集めています。Ethereum Foundationの北朝鮮ハッカー対策プロジェクト「Ketman」が約100名のDPRK関連IT労働者を特定するなど、エコシステムのセキュリティ強化も進展しています。

ZUU Web3 竹原
先週のショックから徐々に落ち着きを取り戻しつつあるETHですが、明日の停戦期限が次の試金石になりそうですね。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”ショックからの復元力”を試される一日かもしれません。

このように考えられるのではないでしょうか。

本日のETH相場を読み解くうえで軸になるのは、「地政学リスクと技術信認という先週の二重苦からの回復」と「4月22日停戦期限を控えたポジション調整」という2つの要素です。

後述の価格動向セクションでは、2,316ドル近辺の攻防と、上値2,400〜2,450ドル、下値2,200〜2,300ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、DeFi TVL回復の兆しと、ETH ETF累計116億ドルの流入という対照的な動きを確認します。

マクロ項では原油・米株・金利との連動、ファンダメンタルズ項ではMegaETHローンチ、BlackRock ETHAの成長、staking ETF拡大の動向をお伝えします。最後に地政学項で、4月22日の停戦期限を前に重要となるポイントを整理します。

読者の皆さまには、短期の値動きに過度に反応するのではなく、「ETHエコシステムの厚みが毎週増している」という構造的視点を持っていただければと思います。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

指標 数値 備考
現在価格(2026年4月21日) 約2,316ドル(約35.4万円) 前日安値から反発継続
前日比 +1.53%(24時間) BTCと足並みを揃えて回復
週次騰落率 約-0.8% 小幅マイナス圏で推移
直近週間高値 約2,464ドル 4/17記録、2/4以来の高値
直近週間安値 約2,263ドル 4/20月曜日の開場時
30日騰落率 +8.59% 中期回復トレンドは維持
直近30日レンジ 約1,940〜2,464ドル 約520ドルの値幅
上値抵抗 2,400〜2,450ドル 週内に2回跳ね返されたゾーン
次の抵抗 2,500ドル 心理的節目
下値サポート 2,200〜2,300ドル 破れば2,100ドル試しの可能性
50日EMA 約2,127ドル 上抜け維持
200日EMA 約2,128ドル 長期サポートラインとして機能
時価総額 約2,795億ドル(第2位) BTCの約18%規模
24時間出来高 約84億ドル 落ち着きつつある水準
史上最高値 約4,955.90ドル 2025年8月24日、現在-53%

2026年4月21日時点のデータでは、ETH/USDは2,316ドル付近で推移していました。日本円換算では約35.4万円で、月曜朝の安値圏からは約1万円の戻しとなっています。

テクニカル面では、50日EMA(2,127ドル)と200日EMA(2,128ドル)の両方を上抜けた状態を維持しており、日足構造は依然として強気寄りです。30日ベースでは+8.59%と回復トレンドは続いています。

CoinCodexのテクニカル分析では、ETHのRSIは約53で中立圏、18の弱気指標と12の強気指標が拮抗する状況となっています。2,400ドルの上値抵抗を明確に上抜ければ、2,476ドル、2,500ドル、さらには2,700ドル圏までの上昇余地があります。逆に2,200ドルのサポートを下抜けると、2,100ドル・2,000ドルまでの調整リスクが視野に入ります。

ZUU Web3 竹原
200日EMAを守りつつの反発は、月曜の安値が大きな節目だった可能性を示唆していますね。

出典:CoinDesk


イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

ここ48〜72時間のオンチェーンデータは、Kelp DAO事件からの回復過程を示唆しています。DeFi全体のTVLは先週一時132.1億ドル減少しましたが、徐々に落ち着きを取り戻し、主要プロトコル(Aave、SparkLend、Fluid、Upshift)は段階的に市場の再開を進めています。

一方で、ETF資金フローは底堅く、CoinGeckoによればUSスポットETH ETFの累計純流入は2026年4月初時点で約116億ドルに達し、2025年だけで約129億ドルが流入しました。BlackRockのiShares Ethereum Trust(ETHA)単体でAUM65億ドル超を記録しています。

指標 数値 前日比・補足
累計ETH ETF純流入 約116億ドル 2026年4月初時点、機関需要堅調
BlackRock ETHA AUM 65億ドル超 ETH ETF市場のリーダー
MegaETH(新L2) TVL 約8,900万ドル ローンチから短期間で急拡大
MegaETHブロックタイム 10ms未満 10万TPS超、Ethereum本体に直接決済
総ステーキングETH 約3,580万ETH 循環供給の約30%
アクティブバリデータ 約110万 ネットワーク分散性を支える
ETH Rangers救出累計 約580万ドル超 36件のセキュリティインシデントに対応

特に注目すべきは、Ethereum Foundationの「Ketman」プロジェクトが北朝鮮のIT労働者約100名を特定し、暗号資産業界から排除する取り組みを進めている点です。先週のKelp DAO事件に象徴される北朝鮮ハッカーによる攻撃への、業界横断的な対応が強化されています。

また、staking-enabled ETFとしては、BlackRock ETHBがCoinbase Prime経由でETH保有の70〜95%をステーキングし、総ステーキング報酬の約82%を毎月投資家に還元する仕組みで運用されています。

ZUU Web3 竹原
ハッカー対策とステーキング利回りの両輪で、ETHの投資妙味が少しずつ厚みを増していますね。

出典:CoinGecko


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

マクロ環境は、4月22日の停戦期限を前にやや落ち着きを取り戻しつつあります。Brent原油は週末の急反発(+5.7%)からやや反落し、87ドル前後で推移しています。WTI原油も一時90ドル近辺から82〜87ドル台へ下げつつあります。

米株市場は月曜日に小幅安で推移し、S&P500は7,101ポイント(-0.35%)、ナスダックは24,357ポイント(-0.45%)となっています。一方でBTCは+1.45%、ETHは+0.93%と、むしろ仮想通貨のほうが底堅さを示しました。

金利面では、VIXが19付近まで上昇し、マーケットのリスクセンチメントは慎重姿勢となっていますが、米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、4月29日のFOMCに向けたハト派期待は継続しています。ETHはBTC以上に金利感応度が高いため、FRBのコミュニケーション次第ではアウトパフォーマンスが期待できます。

ZUU Web3 竹原
米株が弱含むなかでETHが+0.93%のプラスというのは、ETHにとっては相対的に明るいシグナルかもしれません。

出典:Yahoo Finance


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

ETHのファンダメンタル材料は、先週のKelp DAO事件のなかでも着実に進展しています。最大のニュースは、高性能Ethereum Layer 2ソリューション「MegaETH」の正式ローンチです。同L2はブロックタイム10ms未満、10万TPSを超える性能を持ち、すべての取引をEthereum本体に直接決済する設計を採用しています。ローンチから短期間でTVL約8,900万ドルを集めており、Arbitrum・Optimism等の既存L2との競争激化が予想されます。

Ethereum Foundationは、北朝鮮ハッカーを追跡する「Ketman」プロジェクトに助成金を拠出し、約100名のDPRK関連IT労働者を業界から特定する取り組みを進めています。Kelp DAO事件のような北朝鮮Lazarus Groupによる攻撃への、コミュニティ横断的な対応が本格化しています。

staking ETF市場では、BlackRock ETHB、Grayscale Ethereum Staking ETFが本格運用に入り、年率約3.1%のステーキング利回りを投資家に還元する仕組みが機能し始めています。Sygnum Bankは、これらの商品は「年利ではなく、規制下でのエクスポージャーとアップサイドの組み合わせ」が魅力であり、流入は徐々に増えると指摘しています。

また、Ethereum Foundation自身も4月初旬に70,000 ETH(約1.43億ドル相当)のステーキングを完了しており、これまでの定期売却から年間390〜540万ドルのステーキング利回り獲得へと経営モデルを転換しています。

ZUU Web3 竹原
ETHを取り巻くインフラが毎週進化しているのが見えて、ユーザーとしても安心感が増します。

出典:CoinGecko


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日最大の外部要因は、4月22日(明日)に迫った米イラン停戦期限です。4月7日に成立した2週間の停戦は、4月11〜12日のパキスタン協議決裂、4月13日の米国によるホルムズ海峡封鎖命令、4月17日のイランによるホルムズ一時開放、4月18日の再閉鎖・船舶への発砲、4月19日のイラン2回目交渉拒否、4月20日の米海軍によるイラン籍船拿捕と、目まぐるしく変化してきました。

ETHはBTCよりも地政学感応度が高く、過去2カ月の数回のイランショックでは、ETHの下落幅がBTCを1〜2ポイント上回るパターンが繰り返されてきました。ただし、今回の4月20〜21日の反発局面では、ETHがBTCと足並みを揃えて+1%前後の上昇を示しており、耐性が徐々に高まっている印象があります。

PolymarketではホルムズFの6月末までの正常化確率が81%と依然として高水準を維持しており、中長期の外交解決期待は残されています。Bitcoin.com Newsによれば、パキスタンを仲介役とする協議の再開余地はまだ残されているとのことです。

停戦期限を明日に控えたなか、ETHは「金利感応度の高さ」と「地政学感応度の高さ」の両方を持つハイベータ銘柄として、今後の展開によってボラティリティが大きく振れる可能性があります。一方で、インフラ面でのポジティブ材料が同時進行していることが、下値を支える構造になっています。

ZUU Web3 竹原
明日の停戦期限を前に、どう動くか予測するよりも「結果を確認してから動く」姿勢のほうが安心かもしれませんね。

出典:Bitcoin.com News

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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