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価格・相場

2026年4月7日のビットコイン(BTC)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月7日(火曜日)、イランが米国の停戦提案を拒否してトランプ大統領が同日夜8時(米東部時間)を最終期限とする強硬姿勢に転じたことで、前日の反発をほぼ全て吐き出す形でビットコイン(BTC)は6万8,000ドル台前半まで押し戻されました。「停戦報道で急騰→拒否報道で急落」という6週間続くパターンが、本日も教科書通りに繰り返されています。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月7日)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

本日のビットコイン(BTC)最大の焦点は、トランプ大統領がイランに対して設定した「4月7日夜8時(東部時間)」の最終期限です。イランがパキスタンを通じて停戦提案を拒否し、恒久的な戦争終結・制裁解除・復興支援を条件として提示したことで、前日の停戦期待ラリーが急速に萎み、ビットコイン(BTC)はCoinDesk によると約6万8,589ドル付近まで後退しました。

Bloomberg によると本日の下落幅は最大2.2%で、一時6万8,460ドルをつけた後やや持ち直し、日本時間7日午後2時41分時点ではYahoo Financeで6万9,455ドル(+3.80%)という数値も確認されています。ただしその後もイランの強硬姿勢を背景に上値は重く、市場はトランプ大統領の期限後の出方を固唾をのんで見守っています。前日の短期急騰の恩恵を受けた先物市場では短期的に「過度な楽観」が生じており、Santimentは市場の「欲望スコア」が3カ月ぶりの高水準に達したとして「市場が群衆の期待に反して動くリスク」を警告しています。

一方でポジティブな動きも同時進行しています。4月6日(月曜日)の現物ビットコインETFへの純流入額が4億7,140万ドルと2月以来最大を記録し、2026年で6番目に大きな流入規模となりました。BlackRockのIBITが1億8,190万ドル、FidelityのFBTCが1億4,730万ドルと、機関投資家の底堅い買いが続いています。

ZUU Web3 竹原
「停戦→急騰→拒否→急落」のサイクルが6週間続いています。期限の結果次第で大きく動く可能性があります。ETFへの流入増は心強い底支えですが、短期的な方向性はあくまで地政学次第です。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のビットコイン(BTC)は「時限爆弾の秒針を数える相場」です。

トランプ大統領の最終期限が今夜に迫る中、ビットコイン(BTC)は前日の4億7,140万ドルにも及ぶETF流入という強力な機関投資家の支持と、イランの停戦拒否という強烈な地政学リスクの間で綱引きを演じています。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ、マクロ環境、地政学の4つの視点でその構造を解説します。価格面では6万5,000〜7万3,000ドルの「戦時レンジ」の下半分(6万8,000〜7万ドル付近)での模索が続いており、6万8,000ドルを明確に割り込むと「ネガティブガンマ」ゾーンに入り、強制売却が連鎖して6万ドル割れも視野に入るリスクがあります。

オンチェーン面では大口ホルダー(クジラ)の継続的な分配売りと、機関投資家ETFの旺盛な買いという「綱引き」が続いており、30日間の見かけ需要はマイナス6万3,000BTCという深刻な数字が続いています。マクロ面では原油価格がブレント原油で115ドル台まで急騰し、インフレ期待が再び上昇。米ISMサービス指数は雇用の落ち込みと入力価格の上昇を同時に示すスタグフレーション的な内容となり、Fedの政策判断をさらに複雑にしています。

今後24〜48時間の鍵は「トランプ大統領が期限後に何をするか」に尽きます。攻撃実行なら6万5,000ドル割れのリスク、期限延長なら再度7万ドル試しという二項対立の局面です。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

日本時間4月7日時点のデータでは、ビットコイン(BTC)はCoinDesk で約6万8,589ドル(アジア早朝時点)で推移した後、Yahoo Finance では午後2時41分UTC時点で6万9,455ドル(前日比+3.80%)を示しており、セッション内で激しく変動しました。Bloombergによると最大2.2%の下落を記録し6万8,460ドルまで下押しされたのは同日のロンドン時間午前7時20分頃とされています。円建て換算では、Revolutの参考レートで1BTC≒1,075万5,478円付近での推移が確認されています。

チャート面では、前日(4月6日)に一時7万200ドルと3月25日以来の高値を記録したものの、その後のイラン拒否報道で急速に押し戻されました。6万5,000〜7万3,000ドルの「戦時レンジ」内での動きが6週間継続しており、上値では7万ドル・7万1,500ドルが強力な抵抗帯として機能しています。最大の注意点は6万8,000ドル割れです。Glassnodeおよびビットフィネックスの分析によると、この水準を下回ると「ネガティブガンマ」環境に突入し、マーケットメーカーの損失ヘッジ目的の強制売却が連鎖的に下落を加速させる可能性があります。

指標 数値 備考
現在価格(4/7) 約1,076万円(約$68,500〜$69,500) セッション内で大きく変動中
前日終値(4/6) 約$69,355〜$69,455 停戦報道後の急騰・その後反落
4/6 日中高値 約$70,200 3月25日以来の高値(Bloomberg)
4/7 日中安値 約$68,460 イラン停戦拒否後(Bloomberg)
戦時レンジ(約6週間) $65,000〜$73,000 2/28のイラン紛争開始以降継続
主要上値抵抗 $70,000 / $71,500 繰り返し跳ね返されている水準
主要下値サポート $68,000 / $65,000 $68,000割れでネガティブガンマ発動リスク
50日移動平均線 約$67,448 下値サポート目安
直近ETF流入(4/6) $4億7,140万 2月以来最大・年間6位(Farside Investors)
総ETF運用資産 約$900億 うちIBITが$545億・累計純流入$560億
史上最高値 $126,080〜$126,287 2025年10月
ZUU Web3 竹原
$68,000という水準は単なる節目ではなく、「割れた瞬間にアルゴリズムが売りを加速させる」構造的な引き金になりかねません。この水準への注目度は通常より高くなっています。

ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ

4月6日の現物ビットコインETF純流入額は4億7,140万ドルと、2026年で6番目・2月以来最大の規模を記録しました。内訳はBlackRock IBIT(1億8,190万ドル)、Fidelity FBTC(1億4,730万ドル)、ARK ARKB(1億1,880万ドル)が中心で、GrayscaleのGBTCやInvescoのBTCOへの流入はゼロとなっています。ETH ETFにも1億2,000万ドルの流入があり、機関投資家マネーが選別的に流入している姿が浮かび上がっています。

指標 数値(4月6〜7日) 備考
現物ETF純流入(4/6) $4億7,140万 2月以来最大・年間6位
うちIBIT(BlackRock) $1億8,190万 最大流入
うちFBTC(Fidelity) $1億4,730万 2位
うちARKB(ARK) $1億1,880万 3位
30日見かけ需要(CryptoQuant) マイナス約6万3,000BTC ETF吸収量を超えるペースで全体売り
クジラ(1,000〜10,000BTC)分配量 年率マイナス18万8,000BTC 過去最大規模の分配サイクル
先物清算(4/6 24h) 約$2億4,700万 ロング$2億6,500万・ショート$200万の逆転清算
恐怖・強欲指数 25〜38(4/6→4/7) 1カ月ぶりに「恐怖」を脱しつつある

CoinDesk の分析によるとGlassnodeデータでは、4月7日現在も全体的な需要構造は薄く、オンチェーンでの取引量や参加者数が依然として低水準です。機関投資家がETFを通じて旺盛に買い増している一方、クジラ・マイナー・短期ホルダーの売りを吸収しきれていない「需給の歪み」が続いています。

ZUU Web3 竹原
機関投資家は着実に買い増しているのに、全体的な需要が追いつかない——この構図は、個人投資家が依然として買いに来ていないことを示しています。相場の本当の転換には、より幅広い層の参加が必要なのかもしれません。

出典:CoinDesk(オンチェーンデータ・ETFフロー)CoinCentral(ETF内訳)


ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

本日のビットコイン(BTC)を取り巻くマクロ環境は、「インフレ加速×成長鈍化×地政学リスク」という三重苦の様相を呈しています。CoinDesk によると米3月ISMサービス指数は経済の拡大を確認しつつも、雇用が2023年以来最速ペースで縮小し、投入コストが加速するという「スタグフレーション的」な内容でした。これによりFedは「利下げ」も「利上げ」も選択しにくい状況に追い込まれており、市場は政策の方向感を見失っています。

原油はブレント原油がイランのインフラへの攻撃警告を受けて115.66ドルまで急騰し、WTIも112ドルを超えました。この原油高がインフレ期待をさらに押し上げ、ビットコイン(BTC)など主要リスク資産への逆風となっています。ビットコイン(BTC)のナスダック100との相関係数は2026年を通じて0.75〜0.85を推移しており、本日もS&P500が小幅高で踏みとどまる中でビットコイン(BTC)が下押しされるという「ハイベータのテック株」的な動きが確認されています。

注目すべき点は、Bloombergが報告したように前日にはS&P500・ナスダック先物が小幅マイナスの中でビットコイン(BTC)だけが7万ドルを突破する局面があったことです。これはビットコイン(BTC)が「リスクオフ時の逃避先」として機能し始めている兆候とも取れますが、sFOXのDiana Pires氏は「ファンダメンタルズの転換というよりもショートポジションがサイドを外れた結果」と分析しており、持続性には疑問が残ります。

ZUU Web3 竹原
原油高→インフレ懸念→利下げ後退という連鎖がビットコイン(BTC)にとっての最大の「見えない逆風」です。石油備蓄が4月中旬に枯渇すれば、この圧力がさらに増す可能性があります。

出典:CoinDeskBloomberg


ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢

本日の相場を動かした最大の地政学イベントは、イランが米国の停戦提案を拒否したことです。CoinDesk によると、イランはパキスタン経由で送付された停戦提案への回答として「45日間の一時停戦では不十分」と明確に拒否し、永続的な戦争終結・制裁解除・復興支援という3つの条件を提示しました。これを受けてトランプ大統領は記者会見で「イランは一夜で取り除くことができる、その夜は明日かもしれない」と述べ、4月7日午後8時(東部時間)までにホルムズ海峡を開放しなければ電力インフラへの攻撃を実施すると宣言しました。

この発言を受けてWTI原油は即座に112〜114ドル台に急騰し、ブレント原油は110ドルを突破しました。TheStreetによると、ビットコイン(BTC)も一時7万ドルを超えた後に6万9,777ドルまで急落しています。トランプ大統領の強硬発言が市場の「一夜のうちに事態が急変する」という不安を高めており、市場参加者は次の48〜72時間の展開を神経質に見守っています。なお今回は停戦交渉の「第6回目の期限延長」とされており、一部のアナリストは「また延長される」と見ている一方、今回は「橋・電力インフラ」という具体的な攻撃対象が明示されており、過去の警告より具体性が増している点が市場に緊張感をもたらしています。

また、本日はRiot Platformsが500BTCを売却(市場への売り圧力として観測)したとも報じられており、「停戦ラリーを売る好機」とマイナーが判断している可能性も指摘されています。

ZUU Web3 竹原
「期限は何度でも延長される」という学習効果が市場にある一方、今回は「明日の夜」という具体的な時間枠と「橋・電力インフラ」という攻撃対象が明示されており、過去の警告とは少し性質が異なります。今夜の展開に注目です。

出典:CoinDeskTheStreetCoinEdition

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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