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価格・相場

2026年4月10日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月10日(金曜日)、イーサリアム(ETH)は日本時間早朝にIBTimes Australiaのデータで2,179.74ドル(前日比−0.47%)と小幅安で推移していますが、週次では約+4%のゲインを維持したまま「戦争開始後初の3月CPI」(日本時間午後9時30分発表)と「イスラマバード米・イラン直接協議」(土曜日予定)という2つの超重要イベントを迎えています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月10日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日4月10日のイーサリアム(ETH)の最大の注目点は「CPI前夜のポジション整理」と「週次+4%というゲインの着地点」です。IBTimes Australiaの4月10日付報道によると、日本時間午前8時7分(UTC 8:07)時点でイーサリアム(ETH)は2,179.74ドル(前日比−0.47%)で推移しており、今週の高値2,250〜2,273ドルから約3〜4%の押し戻しとなっています。Investing.comでは同日早朝のビットコイン(BTC)が72,159ドル(+1.6%)を記録しており、BTCに対してETHがやや出遅れる展開です。CoinDesk の4月9日午後5時43分(東部時間)データでは2,214.13ドルが確認されており、本日は2,180〜2,215ドルのレンジで推移しているとみられます。円建てでは約338万〜343万円(1ドル≒155円換算)の水準です。

今週の値動きを振り返ると、イーサリアム(ETH)は4月6日の停戦交渉報道で+3.7%(2,130ドル)、4月8日の停戦合意で+6.34%(2,244ドル)と急騰し、BTCの+4.5%を上回るアウトパフォームを記録しました。しかし4月9日に停戦がほころびると−2.3〜2.6%の反落となり、本日も横ばい圏での推移が続いています。CoinMarketCapの価格分析が指摘するとおり、「近期方向性は4月10日の3月CPI次第であり、ソフトなCPIなら2,150ドルへの回復、ホットなCPIなら2,000ドルのサポートテスト」という構図は本日も変わっていません。

ZUU Web3 竹原
今週は「+6%上がって−3%戻す」という値動きで、週次では+4%前後のゲインに落ち着こうとしています。このCPI後の動きが来週の相場のトーンを決めることになりそうです。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)の本当の試験は「2,180ドルを守れるか」ではなく「CPIとイスラマバード会談のダブルショックに対して週次ゲインを守りきれるか」です。

停戦ラリーで週次+4%を確保したイーサリアム(ETH)が、本日の3月CPIという「戦後初のリアルタイム・インフレデータ」の発表を前に2,180ドル付近で静かに待機している——この局面は、イーサリアム(ETH)の「マクロへの感応度」と「ファンダメンタルズの底堅さ」の両面が同時に問われる場面です。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ(ステーキング・OI・ETFフロー)、マクロ環境(CPI3シナリオ・原油・Fed)、ファンダメンタルズ(Bitmine・BlackRock ETHB・Glamsterdam・Schwab・Ethereum Foundation)、地政学(イスラマバード会談・停戦の現状)の5角度から分析します。今週ETHがBTCをアウトパフォームした背景には「停戦→リスクオン→高ベータ資産優先」という法則が働いていますが、同時にBitmine(流通量3.98%保有)やBlackRock ETHB(ステーキング型ETF初日1億5,500万ドル)などファンダメンタルズ面の底上げも継続しています。CPIとイスラマバードの2イベントが今週末のETH相場の最終仕上げとなります。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

4月10日時点のデータでは、IBTimes Australiaの日本時間4月10日午前8時7分(UTC 8:07)確認で2,179.74ドル(前日比−0.47%)が記録されています。CoinDesk の4月9日午後5時43分(東部時間)データでは2,214.13ドル(出来高77.9億ドル)が確認されており、本日早朝は2,180〜2,215ドルのレンジでの推移となっています。Investing.comによると同時間帯のETHは2,184.32ドル(+0.1%)という数値も確認されており、おおむね2,180〜2,185ドルのレンジで安定していることが示されています。週次では4月6日月曜開始の2,108.94ドルから計算して約+4%前後のゲインを維持しています。

チャート面では、今週の停戦ラリー高値2,273ドル(4/8・4月8日)から50%フィボナッチ・リトレースメントに当たる2,165ドル付近でサポートが確認されています。NewsBTCの分析によると「2,165ドル付近での下値支持を維持できれば、2,250ドルへの再試みが可能」とされていますが、CoinMarketCapの価格分析では「2,050〜2,000ドル圏が最重要サポートであり、ここを下回ると2,010ドルの流動性ゾーンテストが発生する」と分析されています。50日EMA(約2,130〜2,138ドル)の上方維持が引き続き短期強気判断の最低条件となっています。

指標 数値 備考
現在価格(4/10早朝) 約338万〜343万円(約$2,180〜$2,215) 前日比−0.47〜+0.1%・CPI待ちで横ばい(IBTimes・Investing.com)
週次高値(停戦後・4/8) $2,273 3月18日以来の3週間ぶり高値
週次リターン(4/10時点) 約+4% 4/6月曜$2,108.94から計算
24時間出来高 約$77.9億(CoinDesk 4/9) 前日比でやや縮小・CPI待ちで出来高低下
主要上値抵抗 $2,210〜$2,250 / $2,275 / $2,320〜$2,350 短期抵抗クラスター・NewsBTC分析
50日EMA(50 SMA) 約$2,130〜$2,138 今週突破・週足強気の最低ライン(CoinMarketCap)
主要下値サポート $2,165 / $2,050〜$2,000 / $1,955 50%Fib・FOMCラインと流動性ゾーン
時価総額 約$2,631〜$2,640億 時価総額ランキング2位(CoinDesk)
史上最高値 $4,953.73 2025年8月24日(現価格から約56%下方)
ZUU Web3 竹原
「2,165ドルで支えられている」という状態は、停戦ラリーを完全には手放していない証拠です。今日のCPIがソフトな数値なら、もう一度2,250ドルを試しにいく展開もあり得ます。

イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

本日の最重要オンチェーンシグナルは、FXStreetが4月8日に確認したオープンインタレスト(OI)の急回復です。停戦合意を受けてETHの先物OIは14,000,000 ETHに急増し、3月28日以来の下降トレンドから反転しました。同媒体によると「テイカー買い/売り比率が上昇し、ロングトレーダーが永久デリバティブ市場を支配している」状態となっており、月初来のショート清算がロング清算を上回り続けています。

指標 数値(4月10日周辺) 備考
ETH先物OI(4/8峰値) 1,400万ETH 3/28の下降トレンドから急回復(FXStreet・Coinglass)
スポットETH ETF純流入(4/6) $1億2,000万(IBTimes確認) 2026年最強クラスの単日フロー
Bitmine ETH保有量 4,803,000 ETH(流通量3.98%) 週次71,252 ETH追加・全世界最大規模のETHステーキング(Coinbird)
Bitmine ステーキング収益 年換算$1億9,600万(APR 2.78%) Mavan Network・3,330,000 ETHをステーキング
ETHステーキング総量 約3,580万ETH(流通量の約29〜30%) 約110万バリデーター・2023年3月比2.7倍(CoinGecko)
BlackRock ETHB AUM 初日$1億5,500万・最大手ETHのETA 65億ドル超 ステーキング収益月次分配・Coinbase Prime経由(CoinGecko)
ETHアクティブアドレス(Q1 2026) 前四半期比+1,704% L2採用主導・メインネット取引2億400万件(+43% QoQ)(OpenPR)

CoinGeckoの詳細分析が指摘する「2026年最大の矛盾」は、「Q1がネットワーク史上最も忙しい四半期だったにもかかわらず、価格への変換がほぼなかった」という事実です。アクティブアドレスが+1,704%急増し、メインネット取引が+43%増加したにもかかわらず、ETHは年初来約−37%で推移しています。これは「L2が手数料を吸収してメインネット収益を圧縮する構造問題」と「マクロの逆風」が重なった結果であり、Glamsterdamがこの構造を変えられるかどうかが2026年後半の焦点です。

ZUU Web3 竹原
「史上最も使われた四半期なのに価格は下落した」——これはイーサリアム(ETH)が抱える”利用と価格の乖離”という課題を象徴しています。Glamsterdamが本当の意味でこの乖離を縮められるか、注目が高まっています。

出典:FXStreet(ETH先物OI・ステーキング分析・4/8)Coinbird(Bitmine ETH保有・ステーキング収益・NYSE上場)CoinGecko(ETHB・BlackRock・ステーキング総量・Q1活動指標)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

本日日本時間午後9時30分(東部時間午前8時30分)発表の3月CPI(消費者物価指数)は、イーサリアム(ETH)の短期方向性を決める最大のマクロ材料です。CoinDesk の10x Research・Markus Thielen氏のコメントによると「BTCの市場は±2.5%の動きしか織り込んでいない」との分析があり、ETHにとっても同様の「低ボラティリティ前提」が成立しています。しかしNexoアナリストのIliya Kalchev氏は「ソフトなCPIなら利下げ議論が再開しBTCとETHが上昇、ホットなCPIなら高金利固定化で下落という非対称リスクがある」と警告しています。

市場コンセンサスはヘッドラインCPI前年比+3.3〜3.4%(2月の+2.4%から急上昇)、コアCPI前年比+2.7%・月次+0.3%です。coindoo.comが整理した4シナリオのうち、ETH投資家が最も注目すべきは「停戦維持+ソフトCPI」(ETH 2,280ドル方向)と「停戦ほころびが続く+ホットCPI」(スタグフレーション懸念→2,050〜2,000ドルテスト)の2つです。CoinMarketCapの分析では「コアCPIが0.3%以下に収まれば2,150ドルへの回復ラリー、0.4%以上なら2,000ドルのサポートが危うくなる」とより具体的なシナリオが示されています。

ETHはBTC以上に「高ベータ資産」としての性質を持ちます。IBTimes Australiaの分析が指摘するとおり、「BTCが+4.5%上昇した日にETHは+6.34%上昇した」というデータがその証左です。ただしこの高ベータ性は下落時にも適用されるため、ホットなCPIが出た場合にBTCより大きな下落幅となるリスクも存在します。ブレント原油が現在97ドル付近で高止まりしている中、CPIへの影響はガソリン・エネルギーコスト主導であり、「コアCPI」の数値が市場の反応を分ける鍵となります。

ZUU Web3 竹原
ETHはBTCよりも「マクロの良い知らせに大きく反応する」代わりに「悪い知らせにも大きく下落する」という特性を持っています。今日のCPIがどちらに振れるか——ETH保有者にとっては特に重要な数値です。

出典:CoinDesk(CPI・Markus Thielen・Nexo分析)IBTimes Australia(ETH 4/10早朝価格・ETF・CPI分析)coindoo.com(CPI×停戦4シナリオ)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

今週最大のETHファンダメンタルズニュースはCoinbirdが確認したBitmine Immersion Technologies(BMNR)の動向です。同社は4月9日にNYSEへの株式上場移転を完了し、Tom Lee会長が「ETHは戦時における価値保全資産」と表現しています。週次では71,252 ETHを追加取得し、合計4,803,000 ETH(流通量3.98%)という保有量を更新しました。3,330,000 ETHがMavan Networkを通じてステーキングされ年換算1億9,600万ドルの収益を生んでいます。これはイーサリアム(ETH)が「価格上昇だけでなく利回りを生む機関投資家向け資産」として認知されつつあることを示す最も具体的な事例です。

BlackRock ETHB(ステーキング型ETF)については、CoinGeckoの詳細分析によると3月12日に上場し初日1億5,500万ドルの流入を記録、保有ETHの70〜95%をCoinbase Prime経由でステーキングし月次でステーキング収益を分配しています。この「ETFを通じた実質利回り」という新概念は従来のETH ETF(ETHA等)が提供できなかった価値であり、機関投資家がETHを「高インフレ時代の利回り資産」として位置づける動きを加速させる可能性があります。また4月3日にはCharles Schwabが2026年前半中にビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)の直接取引サービス「Schwab Crypto」を開始することを確認しており、約12兆ドルの顧客資産を持つ証券最大手の参入が現実になりつつあります。

開発面では6月目標のGlamsterdamアップグレードが最大の注目点です。CoinMarketCapの開発情報によると、ガスリミット3倍(6,000万→2億)、処理速度10,000TPS、ガス手数料78.6%削減という目標を持つこのアップグレードが予定通り実施されれば、現在L2チェーンに流出しているDeFi・アプリケーション需要がL1に回帰する可能性があります。CoinReporterの分析では「Glamsterdamが成功すれば年内3,500〜5,000ドルのレンジが視野に入る」とされています。また4月16日のSECによるCLARITY法公開円卓会議が、ETHのコモディティ分類確定という次のステップの先行指標となります。

ZUU Web3 竹原
「ETFで利回りを受け取りながらETHの価格上昇も狙える」——BlackRock ETHBはこのコンセプトを初めて制度化した商品です。「仮想通貨が債券の競合になる」という議論が現実のものになりつつあります。

出典:Coinbird(Bitmine NYSE上場・71,252 ETH追加購入・ステーキング収益)CoinGecko(BlackRock ETHB・Schwab・ステーキング構造分析)OpenPR(Glamsterdamアップグレード詳細)


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日の地政学的背景は「停戦の紙上維持・実態崩壊」という難しい状態が続いています。coindoo.comの分析によるとイランが3条項の違反を主張し「一方的停戦や交渉は不合理」と述べている一方で、米代表団(JD.Vance、Jared Kushner)は依然としてイスラマバード会談への参加を予定しており、外交チャンネルそのものは維持されています。IBTimes Australiaの報告では「停戦がイーサリアム(ETH)の当初の急騰をもたらしたが、現在は慎重なCPI前取引の中で上昇分が削られている」という状況が的確に描写されています。

ETHにとってホルムズ海峡問題の意味は2層構造です。第一に石油タンカーが通過できない限りブレント原油が高止まりし(現在約97ドル)、それがCPIを上昇させ利下げを遅らせるという「マクロ的打撃」。第二にイーサリアム(ETH)上でのレポ市場(UBS・SG・仏銀行が移行中の12.5兆ドル規模)やXRPL上の国際決済など「実物経済のオンチェーン移行」が世界貿易縮小の中で鈍化するリスクという「実需的打撃」です。FXStreetのイラン関連報道では「ホルムズ海峡通行料のビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)建て決済」という情報(FT報道)も続いており、逆説的にETH需要が生まれる可能性もゼロではありません。

coindoo.comが提示する今週末の「最良シナリオ」は「イスラマバード会談でホルムズ開通合意+ソフトCPI」であり、この組み合わせが実現すれば「ETH2,280ドル以上かつBTCとの連動アウトパフォーム」が期待されます。逆に「会談崩壊+ホットCPI」というワーストシナリオでは、ETHは2,000ドルを試す局面に入る可能性があります。いずれにせよ今週末から来週初頭にかけて、この6週間の「戦時レンジ」を大きく動かすかどうかの決戦局面となっています。

ZUU Web3 竹原
「停戦の紙上維持・実態崩壊」という最も不確実な状況が続いています。こういった局面では「ポジションを大きく傾けるより、結果を確認してから対応する」という選択肢も賢明かもしれません。

出典:IBTimes Australia(ETH 4/10価格・停戦現状・CPI展望)coindoo.com(停戦×CPI・4シナリオ分析)FXStreet(イランGhalibaf発言・ホルムズ通行料報道)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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