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価格・相場

2026年4月11日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月11日(土曜日)、イーサリアム(ETH)はFXStreetのデータで2,234ドル(20日EMA・50日EMAを双方上回る水準)で推移しており、4月10日のコアCPI予想比下振れを受けた上昇と、週末のイスラマバード停戦協議への慎重な楽観論が交錯する中、週次ベースでは約+4〜5%のゲインを維持しながら今週の締めくくりを迎えています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月11日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

4月11日(土曜日)のイーサリアム(ETH)最大の注目点は「CPI後の上昇がどこまで持続したか」です。複数のデータを確認すると、FXStreetの4月11日付深夜UTC記事では2,234ドルでの推移が確認されており、CoinMarketCapのリアルタイムデータでは2,193.91ドル(前日比−1.23%・出来高132億ドル・時価総額2,648億ドル)が示されています。CoinDesk の4月12日午後3時28分(東部時間)更新では2,204.93ドル(出来高66.1億ドル)が記録されており、4月11〜12日の土日にかけて2,190〜2,243ドルのレンジで推移していたことが確認されます。円建てでは約340万〜347万円(1ドル≒155円換算)となります。

週次の値動きを整理すると、4月8日(停戦合意)で+6.34%の2,244ドル超、4月9日(停戦ほころび)で−2.3%の2,184ドル、4月10日(CPI発表・コア予想下振れ)で2,180〜2,210ドル前後、4月11日で2,190〜2,243ドルというレンジが続いています。CoinGeckoは「7日間で+2.80%」という週次リターンを確認しており、週次では小幅プラスで推移しています。FXStreetの詳細分析が本日の最重要オンチェーン分析を提供しており、「CryptoQuantがCPI直後に検出した米国Coinbaseプレミアムの正転・ETH先物OIの22億ドル急増・テイカー買い優勢の継続」を確認しています。

ZUU Web3 竹原
「70,500ドルから73,000ドルへBTCが急騰した同じ週に、ETHは2,180〜2,234ドルにとどまった」——この差にETH固有の課題が凝縮されています。停戦ラリーと同じ週に、ETH関連のSPAC上場が中止になったのも示唆的です。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今週のイーサリアム(ETH)を一言で表すなら「BTCが9%上昇した週に4〜5%しか上がれなかった」——そこに今の構造的課題が詰まっています。[/speech_balloon>

停戦ラリーでBTCをアウトパフォームしたかに見えた4月8日(ETH+6.34% vs BTC+4.5%)でしたが、週を通じた累積では明確にアンダーパフォームとなりました。これはETHが「停戦ショック」には速く反応する高ベータ資産である一方、「停戦持続性への疑念」には脆弱であることを示しています。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ(CryptoQuant分析・ETFフロー51M・取引所残高)、マクロ環境(CPI結果・FedWatch98%・イスラマバード会談)、ファンダメンタルズ(The Ether Machine SPAC中止・TD Cowen目標3,650ドル・Glamsterdam・BlackRock ETHB)、地政学(停戦協議の現状・海軍封鎖リスク・週明けの影響)の5角度から分析します。特に注目すべきは4月10日のスポットETH ETF純流入23,039 ETH(約5,100万ドル)というLookonchainが確認したデータで、これは同日BTCの4,614 BTC流入(金額換算約3億3,000万ドル)よりは規模が小さいものの、ETHが引き続き機関投資家に継続的に買われていることを示す重要なシグナルです。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

4月11日時点のデータでは、FXStreetの同日深夜UTC記事で2,234ドルでの推移が記録されており、20日EMA(2,128ドル)・50日EMA(2,156ドル)・200日MA(2,128.07ドル)の全てを上方維持していることが確認されています。CoinMarketCapリアルタイムでは2,193.91ドル(前日比−1.23%・出来高132億ドル・時価総額2,648億ドル)、CoinGeckoでは2,188.13ドル(7日間+2.80%・時価総額2,639億ドル)が確認されています。4月10日(金曜日)の価格推移については、Yahoo Financeが「4月10日開値2,189.99ドル、東部時間7時16分時点で2,210ドル」を確認しており、CPI発表後の上昇を捉えています。

チャート構造については、FXStreetの4月11日分析が詳細を提示しています。「ETHは日足で2,128ドル(20日EMA)・2,156ドル(50日EMA)を上方維持しており、下落時の押し目買い意欲が見られる。ただし100日EMAの2,386ドルと水平抵抗の2,388ドルが密集した抵抗帯を形成している」とのことです。この100日EMA帯を上方突破できれば次の目標は2,400〜2,500ドル圏となり、逆に200日MA(2,128ドル)を割り込めば2,100〜2,050ドルのサポート域が試されます。

指標 数値 備考
現在価格(4/11) 約340万〜347万円(約$2,188〜$2,243) 前日比小幅マイナス〜横ばい・土日で調整局面
週次高値(4/8 停戦後) $2,243〜$2,280 停戦合意後の週内高値・3月18日以来の高値
週次リターン(4/11時点) +2.80%(CoinGecko) BTC週次+6.81%に対して明確にアンダーパフォーム
24時間出来高 約$66億〜$132億(CoinDesk・CoinMarketCap) Vance発表後のリスクオフで縮小傾向
20日EMA / 50日EMA $2,128 / $2,156 現価格はこの双方を上方維持(FXStreet)
100日EMA(主要抵抗) $2,386 水平抵抗$2,388と密集・突破が次の分岐点
200日MA $2,128.07 強気・弱気の分岐ライン(coindcx)
主要下値サポート $2,165〜$2,128 / $2,050〜$2,000 / $1,955 50%Fib・EMA群・心理水準
時価総額 約$2,639〜$2,648億 時価総額ランキング2位(CoinGecko・CoinMarketCap)
史上最高値 $4,953.73 2025年8月24日(現価格から約56%下方)

ZUU Web3 竹原
「20日EMAと50日EMAを上方維持している」という事実は、今週の上昇が「単なる戻り」ではなく、テクニカル上の節目を回復したことを意味します。100日EMAの2,386ドルを突破できれば、また新しい話が始まります。

イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

本日最重要のオンチェーン分析はFXStreetが4月11日未明(UTC)に掲載したCryptoQuantレポートです。同分析によると「米・イラン停戦合意後、ETHのUSD建て先物オープンインタレストが22億ドル急増し1か月前の水準に接近した」ことが確認されています。特に注目すべき点として、コイン建てOIも有意に増加していることから「ショート清算が主因ではなく、トレーダーが新規ロングポジションを開設している」ことが確認されました。また、ETH CoinbaseプレミアムインデックスがプラスへI転換し、米国からの買い需要が増加していることも確認されています。「停戦が維持され今後2週間でエスカレーション報道がなければ、Coinbaseプレミアムはプラス圏を維持しETHの強気価格軌道を強化する可能性がある」とCryptoQuantは評価しています。

指標 数値(4月11日周辺) 備考
ETH先物OI変化(停戦後) +$22億(1か月ぶり高水準に接近) 新規ロング主導・ショート清算ではない(CryptoQuant・FXStreet)
テイカー買い/売り比率 持続的に買い優勢(Taker Buy > Sell) パープ先物市場でロング優勢が継続(CryptoQuant)
Coinbaseプレミアム プラス転換 米国からの買い需要増加シグナル(CryptoQuant)
スポットETH ETF純流入(4/10) 23,039 ETH(約$5,100万) Lookonchain確認・同日BTCの$3.3億より規模は小さいが継続
ETH ETF週次流入(4/7〜11推定) 約$1億8,700万 BRNデータ(Blockhead引用)・BTCの$2億4,000万と同水準
ETH清算(24時間・停戦後) $5,440万(うちショート$3,450万) ショートが清算の63%・Coinglass(FXStreet引用)
取引所ETH残高 低水準継続(直近で12万ETH超の引き出し) 鯨が取引所から継続引き出し・売り圧力低下シグナル(CMC予測分析)
ステーキング総量 約3,580万ETH(流通量29〜30%) BlackRock ETHB累計$3億1,100万流入・3月以降(CoinGecko)

The Market Periodical(4月11日)が報告した「イーサリアム(ETH)が底打ちサインを形成、週次ETF流入急増」という分析も注目されます。同記事は取引所残高の低下とETF流入の加速を「底打ちシグナル」として評価していますが、週末のイスラマバード会談決裂とホルムズ海軍封鎖宣言という新たなリスクがこの評価に影を落とす可能性があります。

ZUU Web3 竹原
「新規ロングが開かれている」という派生商品のデータは、買い手が慎重ながらも前向きであることを示しています。ただし、停戦が崩れれば即座にポジション解消が起きる脆弱さも持ち合わせています。

出典:FXStreet(CryptoQuant分析・先物OI・Coinbaseプレミアム・4/11)Bitcoin Ethereum News(スポットETF流入23,039 ETH・TD Cowen予測)The Market Periodical(底打ちサイン・週次ETF流入急増・4/11)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

4月10日(金曜日)の3月CPI発表はイーサリアム(ETH)にとっても追い風となりました。ヘッドラインCPI前年比+3.3%(エネルギー主導)という高い数字が発表された一方、コアCPI前年比+2.6%・月次+0.2%と市場予想を0.1ポイント下回ったことが市場を動かしました。CMEのFedWatchでは98%のトレーダーが4月28〜29日FOMCでの据え置きを予想しており、「利上げリスクの除去」がリスク資産全体の安堵感を生んでいます。この「ホット見出し・クール中身」という構造は、BTCが2,000ドルの急騰を記録した一方でETHの上昇が相対的に限定的だったことを考えると、「BTCが高ベータを全取りした」構図を示しています。

coindoo.comが提示したシナリオ分析では「停戦維持+ソフトCPI」という「最良シナリオ」が実現しかかりましたが、土曜深夜のVance副大統領による「合意なし」発表と日曜のトランプ海軍封鎖宣言によって打ち消されつつあります。ETHにとって重要なのは月曜日の東京・ロンドン市場開始後の反応で、特にホルムズ海軍封鎖報道を受けて原油先物が7%急騰した影響が月曜朝のETH価格にどう波及するかが焦点となります。Blockheadの週明け分析(4月13日付)によると「ETHは$2,200を維持できるかどうか」という水準が即時の注目点です。

ZUU Web3 竹原
「インフレが2年ぶり高水準なのに暗号資産が上がった」——この「逆説的な反応」は、市場がCPIの数字そのものよりも「Fedが利上げするかどうか」だけを見ていることを如実に示しています。ETH保有者は今後、このFed政策の読み合いが続くことを前提に動くとよいかもしれません。

出典:FXStreet(CPI後ETH価格・Coinbaseプレミアム・4/11)Blockhead(ETH $1.87億ETF流入・週明けリスク・4/13)24/7 Wall St.(CPI 3.3%・コア2.6%・FedWatch98%・4/11)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

本日4月11日のイーサリアム(ETH)ファンダメンタルズで最も注目すべきニュースは、CoinMarketCapが同日付で確認した「The Ether MachineのSPACマージ中止」です。Dynamix Corporationとイーサリアム財務会社The Ether Machineの16億ドル規模のNASDAQ上場計画が「市場の不利な状況」を理由に双方合意の上で中止されました。The Ether Machineは49.6万ETH以上(時価11億ドル超)を保有しており、この上場中止はETHエコシステムの機関投資家参入ナラティブに冷水を浴びせる展開となっています。

一方でポジティブなファンダメンタルズとしては、TD Cowanが2026年12月目標として3,650ドルを設定したことが、bitcoinethereumnews.comとBlockonomiが4月11日に伝えたCoinDesk報道として確認されています。現在の2,249ドルから約63%の上昇を見込む目標であり、「Glamsterdamアップグレード・BlackRock ETHB流入の継続・SEC CLARITY法整備」を根拠としています。また4月10日(前日)のスポットETH ETF純流入は23,039 ETH(約5,100万ドル)と、Lookonchainが確認した数値としては今週最大規模となっています。CoinGeckoの累積データによれば、BlackRock ETHBは3月上場以来の累積純流入が3億1,100万ドルに達しており、「ステーキング型ETFがETHを利回り資産として定義し直す」というナラティブの実現が進んでいます。

開発面では6月目標のGlamsterdamアップグレードへのカウントダウンが続いています。CoinMarketCapの最新情報によると、ガスリミット拡大(100M+を目標)・並列トランザクション実行・enshrined Proposer-Builder Separationを組み合わせたこのアップグレードは「The Merge以来最大のアップグレード」と評されており、成功すれば現在L2チェーンに流出しているDeFi需要がL1に回帰する可能性があります。また来週4月16日(木曜日)のSECによるCLARITY法公開円卓会議が、CFTC管轄下でのETHのデジタルコモディティ分類を法制化する手続きの先行指標として機能することが期待されています。

ZUU Web3 竹原
「上場中止は悪いニュース、TD Cowanの目標3,650ドルは良いニュース」——この週末は良いニュースと悪いニュースが混在しました。それでも機関投資家の「買い」は続いています。長期的な方向性を信じるか、短期の地政学リスクに注目するか——個人の時間軸次第の相場が続きそうです。

出典:CoinMarketCap(The Ether Machine SPAC中止・Glamsterdam・4/11)Bitcoin Ethereum News(TD Cowen$3,650目標・スポットETF$51M流入)CoinGecko(BlackRock ETHB$3.11億累積・ステーキングETF分析)


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

4月11〜12日の週末にかけてイーサリアム(ETH)に影響する地政学情報が急速に更新されました。土曜日(米国時間深夜)にJD.Vance副大統領が21時間の交渉の末に「合意なし」を発表し、ETHは2,200〜2,210ドルから2,180〜2,190ドル台へ小幅下落しました。CoinDesk (4月12日午前2時5分UTC)によると「BTC・ETH・XRPがVance発表直後に約2%下落し、ETHは2,200ドル付近に落ちた」と確認されています。続いて日曜午前(米国時間)にトランプ大統領がホルムズ海峡の米海軍封鎖を宣言したことで、原油が7%急騰しリスクオフが強まっています。

thestreet.comの詳細報道によると、今回のイスラマバード会談ではイラン側が制裁解除・凍結資産へのアクセス・安全保障の保証を要求し、米国側は核活動への厳格な制限と主要海上交通路の管理を主張して互いに妥協しませんでした。3ラウンドの交渉が行われたものの実質的な進展はなく、会談はその後正式に決裂しました。CoinGeckoは4月12日付で「Bitcoin、Ethereum、XRP、DogecoinがTrump’s Hormuz blockade発表後に下落、アナリストは脆弱な停戦の中でリスクオン資産が圧力を受けると指摘」と報告しています。

ETHにとってこの展開が意味することは、「停戦維持シナリオ」のプレミアム(2,234〜2,280ドル帯)が剥落し、「戦争継続シナリオ」の基準値(2,100〜2,200ドル帯)へ回帰するリスクが高まっていることです。しかし一方でInvesting.comが4月12日付で伝えた分析「多くの地域コンテイジオンリスクは3月の初期攻撃時に既に織り込み済みであり、BTCはパニック売りを見せていない」という評価はETHにも当てはまります。軍事的エスカレーションにもかかわらず2,100ドルのサポートを大きく下回っていないことが、2026年の戦時ETH相場の「底堅さ」を示しています。

ZUU Web3 竹原
「停戦が崩れてETHが2%しか下がらない」という状況は、もはや市場が「停戦があって当然」という状態から「戦争が続いても不思議でない」という状態に適応したことを示しているかもしれません。来週の規制イベント(SEC円卓会議・上院復会)がこの適応をさらに強めるか、それとも弱めるか——月曜からの動きが鍵です。

出典:CoinDesk(Vance発表後BTC・ETH−2%・4/12 UTC)TheStreet(イスラマバード会談詳細・イラン要求条件)CoinGecko(Trump封鎖後のETH下落・アナリスト評価)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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