4月10日(金曜日)、リップル(XRP)はFX Leadersによると1.34〜1.35ドル(前日比+0.8〜1.0%)と小幅高で推移しており、停戦ラリーの週を週次横ばい圏でまとめながら、本日の3月CPI発表と週末のイスラマバード米・イラン直接協議、さらに来週4月13日の上院復会という三重の分岐点を前に投資家は息をひそめている状況です。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月10日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日4月10日のリップル(XRP)最大の注目点は「今週の相場で確認されたこと」と「来週から始まる新たな局面」の境目に立っていることです。FX Leaders(4月10日付)によると、XRPは1.34〜1.35ドルのタイトなレンジで前日比+0.8〜1.0%と小幅な回復を見せており、CoinDesk の4月9日午前5時31分(東部時間)データでも1.34ドル(24時間出来高14.9億ドル)が確認されています。TradingViewでは週次−0.63%・時価総額833億ドルという数値が示されており、「停戦ラリー→反落→小幅回復」という今週の値動きが週次ではほぼ横ばいに収束しつつあることがわかります。円建てでは約207〜209円(1ドル≒155円換算)での推移となっています。
24/7 Wall St.(4月9日付)が「4月にXRPが本当に回復するかどうかを決める3つの要因」として挙げた①週末イスラマバード会談、②4月13日の上院復会、③4月後半のCLARITY法銀行委員会マークアップという三重カタリストは、いずれも本日以降に解消される予定です。同媒体はまた「現在の1.45〜1.47ドルに約12億4,000万XRPという損益分岐保有量が集中しており、これを突破しなければ真の回復とは呼べない」とも指摘しています。本日はCPIというマクロの起爆剤を迎え、その結果がXRPの来週の方向性を決める最初のシグナルとなります。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



1.34〜1.35ドルというレンジは数字だけ見れば平凡ですが、その背後にある構造は今年最も緊張感のあるセットアップを形成しています。本日のCPI、週末のイスラマバード会談、そして来週からの「規制カタリスト週間」——これらが同時進行するのは2026年で初めてのことです。
本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ(クジラ・ETFフロー・XRPL指標)、マクロ環境(CPI・原油・Fed)、ファンダメンタルズ(CLARITY法・Mastercard・Ripple TMS・RLUSD・FedNow)、地政学(イスラマバード会談・停戦の現状)の5角度から分析します。重要なのは、CoinMarketCapの予測分析が指摘する「2025年10月のフラッシュクラッシュ以来41億XRPを積み増したクジラ群」が依然として保有を維持し続けている事実です。価格は停滞していても、ネットワークは拡大し、機関投資家は蓄積し、法整備は前進しています。この3つの「見えない動き」が、いつか価格として表面化する——そのトリガーが今週末と来週以降に集中しています。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
4月10日時点のデータでは、FX Leadersの4月10日付記事(午前4時頃・東部時間)で1.34〜1.35ドル(前日比+0.8〜1.0%)が確認されています。CoinDesk の4月9日午前5時31分(東部時間)データでは1.34ドル(出来高14.9億ドル)、TradingViewでは1.35706ドル(前日比−0.63%・時価総額833億ドル・出来高25.2億ドル)という数値が並んでいます。今週の値動きは4月8日(停戦ラリー)の高値1.38〜1.40ドルから4月9日の1.33ドルへの反落を経て、本日1.34〜1.35ドルへの小幅回復という流れです。週次では−0.63〜−0.98%とほぼ横ばいで着地しようとしています。
テクニカル面では、FX Leadersの分析によると「2時間足では1.28のベースから高値が切り上がる上昇型トライアングル(スクイーズ)を形成しており、1.36〜1.38の抵抗帯で弾かれ続けている」状況です。50日移動平均線は現在価格付近でフラット化しており(約1.3817ドル)、200日移動平均線(約1.8823ドル)は遠く上方に位置しています。coindcxの分析では14日RSIが38.30と「ニュートラル〜やや売られすぎ」を示しており、MACDもネガティブ推移中です。24/7 Wall St.が示した「1.45〜1.47ドルの12億4,000万XRP供給壁」が依然として最大の技術的障壁となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(4/10早朝) | 約207〜209円(約$1.34〜$1.36) | 前日比+0.8〜1.0%・小幅回復(FX Leaders) |
| 週次高値(4/8 停戦ラリー) | $1.38〜$1.40 | 3週間ぶり高値・50日EMAに到達も維持できず |
| 週次リターン(4/10時点) | 約−0.63〜−0.98% | ほぼ横ばい着地(TradingView) |
| 24時間出来高 | 約$25.2億(TradingView) | 前週比でやや縮小・CPI待ちで薄商い |
| 戦時レンジ(6週間継続) | $1.28〜$1.40 | 今週も上抜けできず・$1.35付近で膠着 |
| 主要上値抵抗 | $1.36〜$1.38 / $1.40 / $1.42〜$1.45〜$1.47 | 50日EMA・直近高値・供給壁クラスター |
| 50日EMA | $1.3817 | 今週一時到達も終値では維持できず(coindcx) |
| 200日EMA | $1.8823 | 長期抵抗・現価格から約39%上方(coindcx) |
| 主要下値サポート | $1.32〜$1.30 / $1.28 / $1.25〜$1.20 | $1.28は2月来の全戻し守備ライン(24/7 Wall St.) |
| 時価総額 | 約$833億 | 時価総額ランキング4位(TradingView) |
| 史上最高値 | $3.65〜$3.67 | 2025年7月18日(現価格から約63%下方) |



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
本日最も注目すべきオンチェーン動向は、OpenPR(4月10日)が確認したクジラの「静かな継続蓄積」です。同報告によると、直近2週間においてXRPのクジラウォレットが着実に買い増しを続けており、1日あたり1,100万XRP以上が大口保有者に吸収されているとみられています。CoinMarketCapの予測分析(同日付)によると「10M〜1B XRP保有アドレスが2025年10月のフラッシュクラッシュ以来約41億XRPを積み上げ、現在流通量の約32%を支配——過去最高水準」というデータが確認されています。
| 指標 | 数値(4月10日周辺) | 備考 |
|---|---|---|
| クジラ蓄積量(2025年10月来) | 約41億XRP(流通量の約32%) | 過去最高水準・継続的な大口買い(CMC予測分析) |
| クジラ1日あたり買い増し | 1,100万XRP超 | 2週間継続・OpenPR・Analytics Insight確認 |
| 週次グローバルXRP ETPフロー | $1億1,960万(全暗号資産中1位) | 今週も機関投資家フロー首位維持(OpenPR) |
| XRP ETF累計AUM | 約$9.5億〜$10億 | スポットETF7本合計(XRP Tokyo 2026時点・24/7 Wall St.) |
| XRPL総ウォレット数 | 約820万(4/6時点) | 年初来+約30万アドレス(Analytics Insight) |
| 含み益保有比率 | 約62% | 30日実現価格$1.20・LTH増加中(coindcx) |
| Ripple RLUSD ミント(4/9) | Ethereum上で200万RLUSD追加発行 | マルチチェーン流動性戦略の一環(CMC最新情報) |
CoinMarketCapが4月10日付で取り上げたFedNow拡張の動向も注目です。同分析によると「FedNowが国内即時決済を普及させると、クロスボーダー決済の非効率性が際立ちRippleのODL(オンデマンド流動性)ニーズが生まれる」という間接的な需要強化シナリオが浮上しています。直接的な統合ではなく「ナラティブ主導の催促剤」という位置づけながら、XRPの決済インフラとしての存在感を強化する方向性と一致しています。また同日付でRippleが「2026年の有力暗号資産」として機関ユーティリティと規制明確性の観点からメディアに取り上げられていることも確認されています。



出典:OpenPR(クジラ蓄積・週次ETPフロー首位・4/10)、CoinMarketCap(クジラ41億XRP・流通量32%・FedNow分析)、Analytics Insight(XRPL総ウォレット数・クジラ日次買い)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日日本時間午後9時30分(東部時間午前8時30分)に発表される3月CPI(消費者物価指数)は、リップル(XRP)にとっても直撃のマクロ材料です。FX Leadersの4月10日付分析では「より広範な暗号資産市場(ビットコイン(BTC)は現在71,000〜72,000ドル付近)と米・イラン停戦の継続、そして適度なスポットXRP ETFフローが短期的なモメンタムを支えている」と整理されており、CPI次第でこのバランスが崩れうると指摘されています。
crypto.newsの分析によると、市場コンセンサスはヘッドラインCPI前年比+3.3%(2月の+2.4%から急上昇)・コアCPI前年比+2.7%・月次+0.3%で、Cleveland Fedのナウキャストは月次+0.84%という高めの数値を示しています。XRPにとってのCPIシナリオは次の通りです。①予想通り(+3.3%)なら市場は「やはりそうか」と消化しレンジ継続、②ソフトCPI(+3.0%未満)なら利下げ期待再浮上→リスクオン→1.38〜1.40ドル再試みシナリオ、③ホットCPI(+3.5%超)なら高金利固定化懸念が強まりXRPは1.30〜1.28ドルのサポートを試す展開です。24/7 Wall St.が繰り返し指摘するとおり、Fedの4月28〜29日FOMC会合は「パウエル議長最後の会合」であり、ここでの発言がQ2のリスク資産環境を決定づけます。



出典:FX Leaders(4/10 XRP価格・CPI・CLARITY法分析)、crypto.news(CPI・FOMC・XRPシナリオ分析)、24/7 Wall St.(FOMC・パウエル発言・来週の重要日程)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日の最重要規制イベントは来週4月13日(月曜日)の上院復会と、その3日後・4月16日(木曜日)に開催されるSECのCLARITY法公開円卓会議です。CoinMarketCapの予測分析によると「4月16日のSEC円卓会議はXRPの長年の監督上の曖昧さを解消する可能性があり、機関投資家の需要を解放するきっかけになりうる」と評価されています。99Bitcoinsの分析では「CLARITY法通過でStandard Chartered予測の40〜80億ドルのXRP ETF追加流入が発生し価格は1.60ドル超を目指す可能性があるが、5月以降に先送りとなれば2026年の可決は事実上不可能でXRPは1.20ドル以下に向かうリスクがある」という二項対立が示されています。Polymarketの通過確率は63〜66%、Kalshiは約69%と拮抗しており、今後数週間が最大の山場です。
ファンダメンタルズ面での最新動向として、CoinMarketCapの4月9〜10日付最新情報では2件の注目ニュースが確認されています。第一に「4月9日にRippleがEthereum上で200万RLUSDを追加ミント」しており、マルチチェーン流動性戦略の着実な進展を示しています。第二に「FedNow拡張がXRPのクロスボーダー決済需要を間接的に強化するというナラティブが浮上」しており、米国内の即時決済普及が皮肉にもXRPの国際送金ユースケースを際立たせる展開となっています。またMotley Foolの分析が指摘したMastercard提携(3月11日開始・年間9兆ドルの決済フローに接続するCrypto Partner Programにてリップルが参加)も、今週の価格に反映されていないファンダメンタルズの積み上がりとして注目に値します。
24/7 Wall St.によると、Ripple社長Monica Long氏が「CLARITY法可決と同時に期限切れとなるNDA下で複数の機関投資家パートナーシップが待機している」と確認しており、法案通過が即座に複数の大型提携公表につながるシナリオが現実味を帯びています。RippleCEOのBrad Garlinghouse氏は成立見通しを「4月末」から「5月末」に修正しており、市場の期待調整が本日以降の値動きに影響する可能性があります。



出典:CoinMarketCap(CLARITY法・SEC円卓会議・RLUSDミント・FedNow)、99Bitcoins(CLARITY法通過確率・ETF流入シナリオ)、Motley Fool(Mastercard提携・4月XRP総合予測)
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日のリップル(XRP)にとって最も重要な地政学的分岐点は、土曜日(4月11〜12日)に予定されているイスラマバードでの米・イラン直接協議です。24/7 Wall St.(4月9日付)によると、イラン代表団のイスラマバード入りは予定通りとされている一方で、イランは「イスラエルのレバノン攻撃を停戦違反と見なし一方的な停戦や交渉を不合理とする」立場を維持しています。米代表団にはJD.VanceとJared Kushnerが参加予定とされています。
24/7 Wall St.が4月9日に整理したシナリオでは、「イスラマバード会談が成功しホルムズ海峡通航が再開されれば、油価が85ドル以下に定着しCPIが来月以降低下し始め、XRPは戦争開始前の2〜3ドルレベルへの回復シナリオが現実的になる」と分析しています。逆に会談が決裂しイランが完全にホルムズを再封鎖するシナリオでは、「油価が再び100ドル超に向かい、XRPは1.28ドルのサポートが危うくなる」と警告しています。現在約400隻のタンカーが湾岸で足止めされており、石油タンカーの通過がゼロに近い状態が続いています。
XRPにとってホルムズ問題は「二重の打撃」を意味します。まずはマクロ的打撃として油価高止まり→CPI上昇→Fed利下げ困難というリスク資産全体への逆風。そしてXRP固有の打撃として、Rippleが推進するODL(オンデマンド流動性)やRipple TMS(企業財務管理システム)が対象とする国際貿易・決済フローの縮小という実需ダメージです。今週末のイスラマバード会談の結果が、この「二重の打撃」が続くか緩和に向かうかを決定づける最初の現実テストとなります。



出典:24/7 Wall St.(イスラマバード会談・シナリオ分析・4/9)、24/7 Wall St.(3つの回復要因・Ripple TMS・イラン停戦詳細)、CoinDesk(停戦ほころびの詳細・市場全体)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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| 設立 | 2024年11月13日 |
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<加入団体>
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<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
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<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
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